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たこちゃん家のワンコ  ~Breeding House 児玉繁殖~
・・・ ポメラニアン パピヨン ヨークシャーテリア の可愛らしさを伝えたい! ・・・ 三重県伊賀市のブリーダー
不思議な出来事
しばらく出荷がなく・・・。
次に出荷するのは、まだまだチビのこの4匹子。
(出荷予定は9月18日かな?)




この仔犬たちの紹介は、出荷直前に改めてするとして・・・。


今日は、我が家で起こった不思議な出来事をご紹介。

以前、紹介したこのポメラニアン
毛色はイマイチで、お顔は真っ黒だけど、
あまりにも可愛いお顔と小ぶりさに手放せなくなり、
見た目から「小豆(アズキ)」と名付け、我が家に残しました。



毎日一緒に遊ぶのが楽しくってね。
ご飯もたくさん食べ、生後3ヵ月までスクスク育ってくれました。

そう、あの日までは…。

晩御飯も食べ、お腹いっぱいになった小豆は、
いつものようにスヤスヤと夢の世界へ。
ふっと見ると、へそ天して足を動かしてる~。
走っている夢でも見ているのかな? 可愛い~!
としばらく見つめていたのですが。

しばらくすると、様子は急変!
走っている夢なんかじゃない、苦しがってクルクル回り始めました。
目は左右に小刻みに震えている様子から、
目が回りパニックを起こして、寝転がったまま体を回転させているのだと察しました。

長年ブリーダーをしていますが、こんな経験は初めて。
しかし、もう診察時間は終わってる。
ただ苦しむ小豆を抱きしめ、朝が来るのを待つしかありませんでした。

深夜になっても症状は酷くなるばかり。
ジタバタ足をばたつかせ苦しがる小豆を抱きしめ
「小豆お願い、ママの顔を見て…」
と声を掛けても、目は左右に震えたまま。
時折、まるで悪魔払いを受ける人のような恐ろしい表情で
悲鳴のような鳴き声をあげる度、可哀想で辛くてたまりませんでした。

部屋の様子が見えるから、目が回ってる事に苦しんでるんじゃないか?
と気付き、電気を消して部屋を真っ暗にしたら、小豆は暴れるのを止めました。

大人しくなった小豆を抱きしめたまま、一晩真っ暗な部屋で過ごしました。
時折悲鳴をあげる度、
「小豆、大丈夫よ。ママ、ずっと抱っこしてあげるからね」
と声を掛けながら…。

うっすらと明るくなった朝を迎え、小豆を見ると。
目の揺れは止まっていましたが、もう目の焦点は合わずグッタリ。
もう手遅れの状態でした。

水頭症の重篤な症状や、脳腫瘍の症状に似ているそうですが、
今まで何も症状がなかったので、そうではなさそう。
てんかんの発作が出たのかもしれないとの事でした。

手遅れになった小豆を、あとは旅立つ瞬間まで、傍で見守ってやるしかありませんでした。

悲鳴をあげる元気もなく、グッタリと横たわる小豆をそっとさすりながら、
「小豆、小豆・・・ママの顔を見て」
と声を掛けても、目の焦点は合わず、僅かに手を動かしてくれる程度。
辛くて絶望的な時間が過ぎ・・・。

午後3時の事でした。
小豆の小さくてフワフワなしっぽが、フリフリフリ…。

「小豆、しっぽ振れるの?」
と見ると、私の顔をジッと見てくれてる。
「小豆、ママの事わかるのね?」
と、すぐに抱っこし見つめると、小豆の目の焦点はシッカリとしてて
私を見つめてくれてる!
「小豆!! ママの顔が見えるのね、良かった~!」

そう喜んだのも束の間、小豆は天国に旅立ってしまいました。
「小豆!小豆!小豆!!」
何度叫んでも、もう小豆は応えてはくれませんでした。

でも…、
最期に小豆は私の顔を見つめてくれた。
一晩可哀想なくらい苦しんだけど、最期は穏やかに旅立ってくれた事が、
私の唯一の救いでした。

とはいえ、そう自分に言い聞かせてるだけで、
冷たくなっていく小豆を見ていくと辛くて辛くて…。
夜になってもまだ、小豆を擦りながら語りかけて泣いていました。

ふと、
「ねぇ小豆~、ママね、また小豆と一緒に遊びたいの。
 我が家の子となって、また生まれ変わって来てくれないかな~?
 今度は弱っちい体じゃなく、健康な女の子でさっ」
と声を掛けた時、小豆のゲージに付けてあった給水ボトルが
カチャッと音をあげ、見ると、水の中を空気がフワフワと上って行きました。

「小豆!? 今、小豆が返事をしてくれたの?」
もちろん、冷たくなった小豆は反応してくれませんでしたが、
いつか必ず小豆が生まれ変わって戻って来てくれると信じる事で、
少し心が救われ、やっと眠りにつく事が出来ました。

しかし、夜中の3時。
家の電話が1コールだけ鳴り響きました。
親戚に不幸があったのか?と気になり、しばらく起きていましたが、
その後は電話が鳴る事もなく…。
徹夜で疲れていた事もあり、その後は深い眠りに落ちました。

翌朝、母が大騒ぎしている声で目覚めました。

出産予定日はまだ1週間先だった木葉ちゃんが、
出産してしまっている!!と。
飛び起きて見に行くと、元気な仔犬が4匹も産まれてる。

通常、1週間も早産なら、毛も生えていない未熟児のハズなのに、
シッカリした仔犬ばかり。
その中の1匹が、一生懸命私の方に這いながら近寄ってくる…。
「これ、小豆だ!」
って直感しました。

両親は最初、バカな事を~と信じてくれませんでしたが…。
産まれた4匹の内、女の子はこの子だけ。
しかも、この子だけが、私の声に反応して近寄って来る姿を見て、
「ホンマや。これ小豆の生まれ変わりかも…」と。

もしかしたら、夜中3時の1コールは、今から産まれるよと
小豆からのメッセージだったのかもしれません。

私の腕の中で旅立ったのが午後3時。
電話のコールが鳴ったのは午前3時。

死後の世界も、三途の川も見た事がない私だけれど、
あちらの世界では生まれ変わるには12時間ルールみたいなのがあるのかしら?


産まれたその日に「小豆」と名付け、絶対に我が家に残すと決めたのが、この子。




そう、最初に次回出荷する4匹子と紹介した仔犬の内の1匹です。

唯一の女の子、小豆だけは出荷しません!
男の子ばかりの出荷になりますが、このような事情がありますので
ご了承ください。


◆ 最後に…
私のブログを読んで下さっている方は、業者の方だけではなく
ポメラニアンの愛好家の方もいらっしゃるみたいですね。

そこで、皆さまにお願いがあります。
生まれ変わり戻ってきた小豆(アズキ)に名前を付けてもらえませんか?

ブリーダーの我が家のジンクスなのですが、過去にいたワンコと同じ名前を付けると
なぜか早死にしてしまうのです。

今は小豆と呼んでいるこの子ですが、また早死させたくありません。

家族会議では「小豆(アズキ)にちなみ、「大豆」を始め「枝豆」「空豆」「ひよこ豆」と
豆シリーズしか浮かばず、困っています。

70代の両親でも覚えられる簡単な名前で、できれば子沢山をイメージする名前を
希望しています。
※採用されたからといって、景品などはありませんが…

可愛い名前を、宜しくお願いします。
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コメント

こんばんは
小豆ちゃんのことはご愁傷様です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 
小豆ちゃんの生まれ変わりの女の子のお名前ですが、
『杏(アンズ)ちゃん』ってどうでしょうか?  
小豆ちゃんのあとずの間に“ん”を入れて“アンズちゃん”  
あと、小豆ちゃんが空から戻ってきたので『空豆ちゃん』でも。  
この女の子が元気いっぱいで丈夫に育って、
小豆ちゃんの分も合わせて長生きしてくれる事を願います。

大変申し訳ございせん、
拍手コメントにも投稿して重複してしまいました
[2015/09/12 04:09] URL | 雪弥母 #65fpICiI [ 編集 ]

雪弥母さんへ
心優しいコメントと、名前の候補、ありがとうございます。

杏ちゃん、めっちゃ可愛い名前の候補なんですが、
実は過去に付けた子が居たんですよ~。(>_<)ザンネン・・・

空豆ちゃん、我が家でも候補に挙がっていた名前です!
呼ぶ時は「ソラちゃん」「ソラ~」。
響きが可愛いですよね~。

候補の1つにさせて頂きます。
ありがとうございました。


[2015/09/13 01:14] URL | siemたこちゃん #- [ 編集 ]

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[2015/09/13 17:01] | # [ 編集 ]

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[2015/09/13 19:16] | # [ 編集 ]

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[2015/09/13 21:49] | # [ 編集 ]

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[2015/09/14 11:02] | # [ 編集 ]

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[2015/09/14 21:28] | # [ 編集 ]

ありがとうございました!
皆さん、可愛い名前をありがとうございました。

考えて下さった名前1つ1つに、深い意味があり、
本当に感激しています。

日本語、英語、フランス語やイタリア語、ドイツ語・・・
はたまた、多産の女神の名前まで・・・。
我が家では一生思いつかない名前の数々に、
家族全員、感謝しています。

どれも捨てがたい名前で、毎晩家族会議は白熱し、
最後はいつも親子喧嘩。
これではいけない・・・と、「小豆自身に選ばせる」という
円満解決の道を選択しました。

素敵な名前を考えて下さったのに、
運を天に任せるような方法を選択してしまい、
本当にゴメンなさい。

[2015/09/17 00:27] URL | siemたこちゃん #- [ 編集 ]


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プロフィール

siemたこちゃん

Author:siemたこちゃん
緑あふれる里山で家族経営の
小規模ブリーダーをしています。
大空の下、広場でノビノビと駆け回り
ストレスのない環境でブリーディング
しているのが、我が家の自慢です。
アットホームな環境で育つ仔犬達の
成長記録をご紹介しています。

◆ 業者登録番号
三重賀販25-6号

三重県伊賀市
児玉貴恵

◆ お問合せ先
jero1212@ict.jp



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